遊体力学

最近、アウトドアをはじめた僕にとっても、この幕体は特別なものになっていた。
ツインピークスな大型シェルター　「MSR　Pavilion」

４周をペグダウンして２本のポールを立てるだけで立ち上がる簡単設営。、
山行やカヤックのベースキャンプとしての硬派な印象。
単なる大きなリビングとしてのファミリーやグループキャンプユース。
そして圧倒的な存在感。

これほどフレキシブルな幕を他に知らない。
MSRはなぜ、この幕を廃盤にしたのか・・・
初心者のみならず熟練のアウトドアマンも未だにこの疑問に答えられないでいる。

それが去年の春、再販されたことはまだ記憶に新しい。
日本のMSRテント輸入販売元の(株)モチヅキが英国に眠っていた７０張を輸入。国内販売したのだ。

が・・私のキャンプ暦は去年の晩夏に始まる。
このパビ祭りに全くもって乗り遅れた状況なのだ！
我が家の大所帯を考えると是非とも手にいれたい・・・が、多分もーーむりー（泣）と。

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そんな今年の2月、某ebayのアラートが、ある警報メールを僕によこした。




ほー、これはもしや・・まぁ、高いだろーなぁー、と見てみると



終わっていた・・

に、にひゃくごじゅーゆーろ？送料いれても４万前後じゃん！
日本国内の定価が８万6100円、オクではそのほぼ倍？を考えると破格！

それも「Buy it now!」即決価格・・・。この日の夜中AM3時にUpされてAM7時にラッキーガイ？
がポチるまでの４時間、こんなのがフワフワ浮いてたと思うとムキーーーーーっと（笑）

そこでダメモト。このアイルランドのsellerに私メールすることに。
（ええ、英語は適当、通じたからよし＾＾；　原文転載。臨場感のため(笑））
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Hi?I keep look for "MSR Pavilion" now.
I am very sad not to get it in this time.
So,do you have a another one?
We will wait for the good news!
Thanks.
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つまり、「もうひとつ、お持ちでないですぅ？」と・・・
（いま英文みればおかしなとこだらけだが・・まず「やあ？」て挨拶はないやろｗ）

すぐメールが来た。
僕にとっては黄金のリプライメール(爆）
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Hi there. We do have one more.
I will post it up on ebay over the coming days.
I will send you a message one day before that.
Nigel
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この世に奇跡があるならば、幸運というものがあるならばこれだと思った。
まさに「きいてみるもんだ」
それも、"・・・before that"　
出品前に教えてくれるてなにそのオプションｗ
・・ウヘウヘウヒヒヒヒヒヒヒ（変）

いささかテンションのおかしいまま、お礼と大体の出品時期が分かれば教えてとメールを。
そして"X-day"を待った。

と次の日！
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Hi ○○○○(ID),I will put the last MSR Pivalion on ebay tomorrow.
Nigel
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きた！サスガに仕事が早いぜ、ナイジェルっ！・・しかし・・。
ポチ一瞬を争うのに
"tomorrow" ってワイドレンジ過ぎるやろっ！(笑）
とツッコミを入れながらも、いやいや、連絡をくれた事に感謝だ。贅沢は言ってられない！

ドキドキ・・ドキドキ・・・この日何度ebayをチェックしただろう。
ポチ一つでたどり着けるパビGetに向け。

次の日の晩AM0:00を回ったころだったろうか。

その"seller" についにあの「MSR Pavilion」がList up！

が、・・驚愕の事実を私は知ることになる！！

次回・・「～それはないぜ・・ナイジェル～懇願」の章